アスベストとは
【形状】
アスベストとは、天然の鉱物の中に入っている繊維のことで、まるで糸くずのような特殊な構造を兼ね備えた鉱物であり、肉眼では確認できない位の細いものです。
【物理化学的性質】
アスベストは強度があり摩擦や薬品に強く、電気や熱に対する絶縁性に優れ、また低価格であるため、建築資材をはじめ私たちの身の回りに利用されることが多く住生活環境だけではなくあらゆる場面でアスベストは用いられています。
【使用例】
現在、規制されているアスベストには、6種類あり、一番多く使われてきたのがクリソタイル(白石綿)で、とても柔かく蛇紋岩(じゃもんがん)の中にできるので、蛇紋岩系アスベストといいます。この他、角閃石(かくせんせき)の中にできるものが、クロシドライト(青石綿)とアモサイト(茶石綿)、アンソフィライト、トレモライト、アクチライトです。
工業的に多く使われてきたのは、クリソタイル(白石綿)、クロシドライト(青石綿)、アモサイト(茶石綿)になります。
アスベストの顕微鏡写真
クリソタイル
屈折率1.550
倍率400倍
クロシドライト
屈折率1.700
アモサイト
屈折率1.680
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